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2007年3月31日 (土)

再起

415208779X 再起
ディック フランシス Dick Francis 北野 寿美枝
早川書房 2006-12

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ディック・フランシス、「再起」を読了しました。
年度末とはいえ読了に2週間かかるとは……読書スピードが落ちたのか、読書自体の気力が落ちたのか???
とにかく夜を徹しての一気読みというのには縁遠くなりました。

「再起」がつまらなかったというわけではありませんが、解説の児玉清さんほどには目頭が熱くもならなかったし、涙も流れなかったです。うーん、嗚咽もなかったなあ。

児玉さんにはフランシスの高齢からくるテンション不足、精神力の枯渇等、フランシスを愛するがゆえの恐怖、つまり読みはじめる前の不安もあったようですが、それもすぐに霧散したと手放しの喜びようですね。
「大穴」や「利腕」のストーリーさえ忘れている私にはこれほどまでの感情移入は無理だけど、こういうファン心理は羨ましいですね。

86歳のフランシスの「再起」がシッド・ハレー主役で、彼を支える人々との交流も暖かく描かれて、その辺のサービス精神もさすがですね。

この際、事件そのものはどうでも良いかな? フランシス翁の健在・再起に拍手です。
競馬シリーズはこれで40作目? どの作品を読んでもハズレのないこのレベルの高さ、すごいことだと思います。

このシリーズ、題名(全て漢字2文字)だけでは読んだかどうかの記憶が蘇らないのが難点なんですよねぇ。
半分以上は読んでいると思うのですが、全巻読破に挑戦してみようかな?

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コメント

トラベエさん、私も同じように感じました。

児玉清さんの熱い解説に、私はファンとは呼べない・・と思わず引いてしまったりして^^

ごろごろご本の方に感想を書いてみました。ちょっとナナメな感想になってしまっていますが、お暇なときにお寄りになってください。『もうひとつの部屋』の方にありますので。

わたしも、あらためて、すこしずつ読み直してみたいな・・と実は思っています。題名見ても、読んだか読んでないかが朧・・あらすじを読んでも朧・・と、春霞のような頭なんですけど・・。

投稿: ぴとこ | 2007年4月 1日 (日) 15:50

ぴとこさん、こんばんは。
ぴとこさんの感想はナナメなんですね。
確かにこの本だけで評価したら、トラベエも「ウーン」って唸っちゃいますけど……(^^;

このディック・フランシスやエド・マクベイン、ロバート・B・パーカーのシリーズものを夢中で読んでいた頃のことが思い出されて………あの頃からの年月を考えたら「シッドだって丸くなるし、ある種のステイタスだって身につけるよなぁ」とちょっと遠い目で振り返ったのでありました。

フランシスの小説は、児玉さんの心に【人生の教訓と示唆を、そしてたくさんの喜びと楽しみ、さらに勇気を与えてくれた】
ってありましたが、私も題名だけでスッとその世界に入れるくらいの読者にならないとイカンなあと思ったのでありました(^^;

投稿: トラベエ | 2007年4月 1日 (日) 23:22

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