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2010年12月 7日 (火)

雷桜・宇江佐真理著

これは宇江佐作品としては異色なのかも?
江戸下町の人情物を得意とする作者かと思ったら、こういった長編も書くんですね。
周到なストーリー展開に脱帽。

初節句の夜に何者かに掠われ15年後に帰還した主人公「遊」と将軍家斉の十七男「斉道」の恋愛物語……奇想天外な設定なのですが、二人の出合いへとストーリーを運ぶ作者の用意周到な力量に感服。違和感なく「あれよあれよ」と読み進めてしまいました。

相変わらず、主役以外の登場人物も良いですね。
権佐や伊三次とは違ったスケール感が素晴らしい。しばらくは奇跡的な恋愛物語の余韻に浸りましょう。

404373901X 雷桜 (角川文庫)
宇江佐 真理
角川書店 2004-02

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