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2011年2月11日 (金)

風の果て・藤沢周平

4167192209 風の果て〈上〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋 1988-01

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片貝道場の仲間五人のその後の生き様------ある者は人を斬って逃げる。ある者はその追っ手となり友を斬る。ある者は友と政敵となり、権力闘争に巻き込まれていく。ある者は比較的平凡な人生を送る。

時代小説の形は取っていますが、これは現代の企業小説として読んでも良いのかも?
主人公……婿入り、持ち場での力量発揮、開墾事業の夢の実現、清濁あわせ飲みながら次第に立身出世……相当優秀な企業戦士です。

ここには上士下士の身分差や厄介叔父の問題も書かれています。
政敵は家柄のわりにあこぎな策を弄しますねぇ……作者はこれが育ちの限界って言いたいのかな?

最後もいろいろと考えさせられる結末ですね。
「蝉しぐれ」や「清佐衛門」みたいな余韻には乏しいような気もしましたが、読み出したらやめられません。一気読みですね(^^)

テレビドラマにもなっているようですが、このストーリーは映像化に向いているような気がします。
「DVDを借りてみようかな」と思ったのでした。

4167192217 風の果て〈下〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋 1988-01

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