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2013年3月10日 (日)

55歳からのハローライフ(村上龍)

新聞連載で5編の中編小説。
主人公達は、みな人生の折り返し点を過ぎて、何とか「再出発」を果たそうとする中高年。
体力も弱ってきて、経済的にも万全ではなく、折に触れて老いを意識せざるを得ない……ムゥッ、身につまされますなぁ。

あとがきで作者は【老後に訪れる困難さは一様ではない。経済的格差を伴って多様化している】とも言っています。

お話は解決の糸口を示すところで終わり、ハッピーエンドとは行きません。
小説なのだからハッピーに収束しても良いような気もしましたが、現実の老後を考えたらこれはこれで良いのでしょう。

村上龍って人、ほとんど読んだことがないのですが、若かりし頃のイメージとは違って、ちょっと意外な小説でした。
時代の空気を読むのに長けている作家なのかな?

「69」や「コインロッカーベイビーズ」辺りを今読んでみたらどんな感じがするのでしょう?
興味深いです。

4344022866 55歳からのハローライフ
村上 龍
幻冬舎  2012-12-05

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