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2013年8月14日 (水)

火山のふもとで・松家仁之

浅間山のふもとの設計事務所を舞台に物語はゆっくり、ていねいに進んでいきます。
建築、家具、自然、音楽、絵画etc.……作者の造詣の深さに圧倒されます。

本書には取り立てて、エンタメ性とかトピック性があるわけではないのですが、なんていうのでしょう、古典的とでも言うのでしょうか? 古き良き時代の小説の香りがするんですね。
ストーリーとは微妙にズレているようないないようなエピソードが随所にはめ込まれているのですが、これが含蓄があって良いんですね。

小説を読んでいる時の楽しさっていうのかなぁ。
派手な事件が起きるわけでもないのですが、ワクワクとページをめくったのでした。

この人、本作品がデビュー作とか……驚きです。
緑陰読書におすすめの一冊。

4103328118 火山のふもとで
松家 仁之
新潮社  2012-09-28

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